FXとは?
FXとは外国為替証拠金取引(margin Foreign eXchange trading)の略で、外国の通貨を売買して、利益を得る取引のことを意味します。
例えば、ニューヨークに行くとき、両替所で円をドルに替えます。為替レートが「1ドル=100円」だったとすると、10万円は1,000ドルです。
7日後に日本に帰国し、その1,000ドルを日本円に戻します。その時の為替レートが「1ドル=110円」なら、1,000ドルが11万円になります。
円でドルを買って、時間が経ってから売ることで10,000円もの利益になりました。
また、日本で100万円を銀行に預けると、金利が0.5%なら1年間で500円の利息がつきます。
ところが米ドルなら2.0%、ユーロなら4.0%、豪ドルなら6.5%と、各国の通貨ごとに金利が異なるため、日本円ではなく、外国の通貨で現金を保持しておくだけで、金利が多く貰えます。この金利差を「スワップポイント」と呼びます。
豪ドルを日本円で1万通貨買ったすると、2011年時点では1日約100円が受け取れます。トルコリラや南アフリカランドならそれ以上です。
さらにFXの最大の特長は手元の資金を担保に、何倍もの金額の取引ができる「レバレッジ」が使えることです。
例えば、100万円が手元にある場合、レバレッジを10倍にすれば、1,000万円分の通貨を取引できます。為替差益やスワップポイントも10倍になりますので、ハイリスクハイリターンの投資も可能です。
法改正によりレバレッジは2010年に50倍、2011年に25倍と規制がかかりましたが、そもそも大きくても10〜20倍まで、初心者は5倍までに抑えることが一般的ですので、特筆すべき影響はありません。