取引業者は安心ですか?
外為法が改正されたのは1998年。これによって個人や企業が自由に外為取引が可能になりました。一方取引業者は零細な企業が多く、倒産リスクを抱えたところも数多くあったようです。
2005年に「改正金融先物取引法」が成立し、財務基盤が脆弱な零細企業は減ったものの、預かり金を保全するなど、投資家保護の姿勢を取っていない業者もあり、倒産リスクはゼロではありません。
2007年10月には、エフエックス札幌が、預かった資産を適正に管理する用に定めた、「金融商品取引法」に違反し、巨額の損失を発生させたとして、業務停止命令を受け、破産しました。顧客(投資家)の返金要請を拒否しているようです。。。
こうした業者の倒産や破産のリスクを回避するためには、預け入れた「証拠金」がどのように管理されているかが重要です。証拠金を信用銀行などに預託している業者であれば安心でしょう。
証券会社系列や商社系列の業者は、バックに資本力が大きい親会社が控えているケースが多いので、信用不安に限っては大丈夫かと思われます。
その他には、取引手数料や取り扱い通貨ペア、レバレッジの倍率、スワップポイント、スプレッド、サポートなどの取引条件や、システムやサーバーの規模、デモ機能、注文機能の使い勝手などの利用環境など、自分にあった業者で取引するのが良いでしょう。